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「詰め物がよく取れる…」それ、歯ぎしり・食いしばりが原因かもしれません

~壊れないためにできる対策とは?~

「詰め物や被せ物が何度も外れて困っている」
「新しく入れたはずなのに、欠けてしまった…」

こうしたお悩み、実は**“歯ぎしり”や“食いしばり”が原因**になっていることが少なくありません。
見た目ではわからなくても、就寝中や集中しているときに、無意識に強い力が加わっているのです。


■ 歯ぎしり・食いしばりとは?

歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりは、睡眠中や日中に無意識で起こる**異常な咬合習癖(こうごうしゅうへき)**です。

特に夜間の歯ぎしりは、自分の体重以上の100kg以上の強い力がかかるとも言われており、知らないうちに歯や被せ物に大きな負担を与えています。


■ どんなトラブルが起こるの?

  • 詰め物(インレー)が外れる・割れる

  • 被せ物(クラウン)の欠けや破損

  • 接着剤が劣化して脱離しやすくなる

  • 天然歯や神経のない歯(失活歯)の破折

  • インプラントやブリッジのトラブル

これらは、治療が悪いのではなく、過度な力の繰り返しが原因になっていることが多いのです。


■ 力から守るには? 3つの対策

1. ナイトガード(マウスピース)の使用

睡眠中の歯ぎしり対策として有効なのが、就寝時に装着するマウスピース型の保護装置です。
歯と歯の直接的な接触を防ぎ、被せ物の破損や摩耗を軽減できます。

保険適用で作成可能なタイプもあり、症状に合わせて硬めの素材やソフトタイプなどが選べます


2. 素材選びの見直し

咬合力が強い方には、より耐久性の高い素材の選択が必要です。

  • ジルコニアセラミック:審美性と強度を兼ね備えた自費素材。奥歯やかみ合わせが強い方にも適しています。

  • 金属(メタル)系素材:見た目は劣りますが、咬合力に対する耐久性は高い。

  • ハイブリッド素材:保険適用ながら強度はやや弱めで、歯ぎしりのある方には不向きなことも。

治療後すぐの破損や脱離を繰り返す方は、素材の見直しが必要なサインかもしれません


3. 生活習慣・ストレス管理

歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや姿勢の悪さ、緊張状態が影響していることもあります。

  • ガムや硬い物を無意識に噛み続けていないか

  • デスクワーク中に無意識の食いしばりがないか

  • 睡眠の質が悪くなっていないか

日常の中で**“自分の歯に力をかけていないか”**を意識してみることも大切です。


■ まとめ:壊れる前に“力のリスク”を見直す

せっかく入れた詰め物や被せ物が壊れるのは、誰にとってもストレスです。
しかし、その原因が“力”にあると気づけば、適切な対策で再発を防ぐことが可能になります。

「歯ぎしりしてるかも…」と思ったら、お気軽にご相談ください。
当院では、マウスピースの作製はもちろん、患者様一人ひとりのかみ合わせや力の状態を診査し、最適な素材・治療法をご提案いたします。

あなたの歯を長持ちさせるために、力のコントロールはとても大切なポイントです。

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