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在宅の口腔ケアを取り入れたい口腔粘膜のマッサージ

口腔粘膜のマッサージは自由診療などで行うもので、日常の口腔ケアではなかなかできないものだと考えている方も多いのではないでしょうか。

口腔の専門家である歯科衛生士が行う口腔ケアとして、訪問診療などで日常的に行なっている口腔ケアに、口腔粘膜のマッサージを取り入れることで、より患者さんに寄り添った口腔ケアができるようになります。

訪問診療の対象のなる患者さんは要介護ですので、認知症や脳梗塞、パーキンソン病など、さまざまな疾患を抱えている方が多くいらっしゃいます。

自分できちんと歯を磨ける方は少ないので、どうしても口腔衛生が不良になってしまいがちです。

当院では、口腔粘膜のマッサージを取り入れ、口腔内を清潔に保つことで、患者さんに口腔ケアの気持ちよさを実感してもらうようにしています。

 

口腔ケア口腔粘膜のマッサージを取り入れるとよい効果が期待できる患者さんは、‘口から食事を摂取しているが、食後にうまく歯磨きができず、口腔内に食べかすが残っていたり歯にプラークの沈着が認められる患者さん‘です。

口腔粘膜のマッサージ効果として、歯肉の活性化や歯肉の引き締めといった効果が期待されます。

高齢の患者さんは口腔内が乾燥している方多く、口腔乾燥は歯周炎の悪化にもつながります。

軟らかい歯ブラシ用いて歯肉や口腔粘膜をマッサージをすると、その刺激で唾液も自然と分泌してきますので、口腔乾燥の改善と唾液による自浄作用が期待できると考えます。

口腔内が著しく乾燥し、剥離上皮が認められるような患者さんには、口腔内保湿ジェルでの口腔ケアが効果的です。

 

コロナ禍で皆マスクをするようになりました。

その影響からか、最近はマスクの下の顔面の筋肉(口腔周囲筋)をほとんど動かしていない方が多いように感じます。

筋肉は動かさないと固まって動きづらくなり、口が開きづらい・咀嚼ができない・唾液がでない・滑舌が悪くなるなるなど、口腔機能の低下の悪循環に陥っていきます。

口腔機能の低下のささいなサインは見逃されやすく、高齢の患者さん自身も自然な老化現象として捉えている可能性があります。だからこそ、口腔機能低下症になる手前の方の歯肉を含めた口腔内のマッサージはとても重要なのです。

口腔機能の低下を予防できるような口腔ケアを目指してみましょう。

 

当医院では訪問診療も致しております。

もし来院困難な方はご相談ください。

 

井高野あおぞら歯科

大阪市東淀川区井高野3-2-40 1階

06-6827-1919

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