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インプラントの総入れ歯について

インプラントの総入れ歯とはインプラント(人工歯根)を基本は4本埋入してその上に入れ歯を支える
装置を入れて取り外しの入れ歯を取り付けるものです。
総入れ歯を入れてみて安定しないという方にはこの方法がお勧めです。
特に下の総入れ歯の場合、顎の骨がある程度残っていても舌が動いたりする関係で
外れやすい方がほとんどです。
ですが、あえて健康な歯を抜いてしまって総入れ歯にする必要はないと思います。
もし、健康な歯が少しでも残っているのであれば、健康的な歯を維持してインプラント治療を
することも可能です。

そのことも踏まえると適応症の方は以下のような方になります。
⓵歯が全くない方(欠損しているもしくは何かの理由で抜歯された)
⓶ほとんどの歯がなくて残りの歯を抜歯して全部歯がなくなってしまう方前提とされている方
⓷重症化されている歯周病の方ですべての歯が動揺してしまって噛み切ることが困難な方
などです。

当医院での考えではオールオン4と言われる上顎もしくは下顎12本のかぶせ物の歯を15mm以上の4本のインプラントで長さの長いものを
顎の骨に埋入して支えることは負担がかかりすぎてしまうと考えます。

オールオン4で使用する長いインプラントは基本的に撤去することができないため、インプラント体とかぶせ物の

間で破折してしまった場合(トラブルが起こった場合)は残っているインプラント体で対応しないといけないため、

負担がもっと加わってしまいます。

インプラント体とかぶせ物のバランスが悪くなってしまうことがあり、嚙み合わせの不具合を起こしてしまう可能性が

高まってきます。

 

もし何かの理由でインプラントを撤去しないといけなくなった場合かなりのリスクを伴ってしまうことと
撤去できない可能性もあります。

歯科医師の先生でも意見が分かれるところですが、私の個人的な意見からするとあまりおすすめできない方法です。

インプラント体を4本だけで支えることであれば、入れ歯が外れないようにして安定させることによっても歯ぐきだけで支える
方法よりも噛む力が向上できます。

4本で全体を噛み合うようにするためには、かぶせ物でなく入れ歯の方が長持ちでき、トラブルも少なくすることができます。
上顎もしくは下顎を12本ずつの被せ物を入れるのであれば、8本ずつのインプラントを埋入して
その上からインプラントをブリッジでつないでしまう方法は入れ歯だけと違って、とても効果があり咬合力が向上できます。

 

井高野あおぞら歯科

大阪市東淀川区井高野3-2-40 1階

06-6827-1919

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