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【訪問歯科が支える全身の健康】

〜誤嚥性肺炎・低栄養の予防に口腔ケアが重要です〜

「最近、食べこぼしやむせが増えてきた」
「高齢の家族が食が細くなってきた」
「入れ歯が合っていないのか、食事を嫌がる」

こういった変化は、お口の中のトラブルや飲み込み機能の低下が原因かもしれません。
そしてそれは、全身の健康にも深く関わってくる問題です。

訪問歯科診療は、単に歯を治療するだけではなく、誤嚥性肺炎の予防低栄養の改善といった、健康寿命の延伸に貢献する重要な医療です。


◆ 誤嚥性肺炎とお口の中の関係

高齢者の死亡原因として多い「誤嚥性肺炎」。
これは、本来は気管に入ってはいけない唾液や食べ物・胃液などが肺に入ることで起きる肺炎です。中でも見落とされがちなのが、口の中の細菌が唾液とともに誤って気道に入ってしまうこと。

実は、口の中が汚れていると、細菌の数は数百〜数千倍にも増え、それが肺に入り込むと重篤な肺炎を引き起こします。

そのため、**定期的な専門的口腔ケア(プロによる歯や粘膜の清掃)**は、肺炎の発症リスクを大きく下げると言われています。

近年、介護施設や居宅だけでなく、病院での手術前にも口腔ケアが重要視されています。

訪問歯科では、歯科医師・歯科衛生士がご自宅や施設に伺い、正しい清掃とケアを行います。


◆ 噛める・飲み込める=栄養がとれる

お口の中のトラブルは、「食べる力」=栄養を摂る力に直結しています。

  • 入れ歯が合っていない

  • 歯がぐらついて痛む

  • 噛むとこぼれてしまう

  • 飲み込むときにむせる

こうしたことが続くと、食事量が減り、栄養状態が悪化します。さらに筋力が落ち、動けなくなり、寝たきりや再入院のリスクも増してしまいます。

訪問歯科では、入れ歯の調整や虫歯治療だけでなく、嚥下機能のチェックやリハビリも行います。場合によっては、摂食・嚥下の専門医や栄養士とも連携し、総合的なケアを提供します。


◆ お口を整えることが、生活の質(QOL)を守る

「好きなものが食べられる」
「人と会話を楽しめる」
「口の中がさっぱりして気持ちいい」

これらはすべて、**お口の機能が保たれているからこそ得られる“生活の質”**です。
訪問歯科は、「通えないからしかたない」と諦めるのではなく、その人らしい生活を続けていくための手段のひとつです。


ご自宅でもできる、お口からの健康づくり

当院では、医科との連携や介護スタッフとの協力のもと、ご自宅や施設にいながら安全で丁寧な歯科医療を提供しています。

「最近、食が細くなった」
「むせる回数が増えた」
「寝たきりで口の中がケアできていない」

そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。
口腔ケアは、単なる“お掃除”ではなく、命を守る医療行為です。

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