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インプラントの即時埋入をしないわけ

インプラントとは、歯がなくなったところに人工歯根を埋め込む方法です。

なんらかの原因で歯がなくなれば、ブリッジもしくは入れ歯またはインプラントのいずれかの方法で歯を補わなければなりません。通常、これらの治療前には抜歯します。

抜歯後の傷口の治りには期間がかかるものです。傷口の大きさや全身的な状態にもよりますが、骨が形成されるのに4~20週間かかります。

傷口が治る前や骨が形成される前にインプラントを入れるということは、抜歯後の細菌感染があるところや骨がないところにインプラントを入れるということになります。

これではインプラントを長期に渡って保つことができない恐れがあります。

また、治療後の見た目や機能にも大きな影響を及ぼすことがあります。

このようなことから、抜歯と同時にインプラントを埋入するのはかなりのリスクがあり、避けるべきでしょう。

もし、傷の治りを待って、骨を増やす場合はGBR法(骨増生)という方法もあります。

これはCT撮影をし、骨がどのくらいあるかをチェックしてから骨を増やすのかどうかを判断します。

特に前歯は審美性(見た目)が重視されますが、もともと骨が薄いところに規格サイズのインプラントを入れることになるので、骨の厚みや大きさが必要になります。

抜歯後、即時にインプラントを埋入するより、ある程度期間を待ってから治療をする方がよいと思います。

抜歯後、歯を入れるのにお困りの方、インプラント治療でお困りの方は当院スタッフまでお気軽にご相談ください。

井高野 あおぞら歯科

大阪市東淀川区井高野3丁目2-40 1階

06-6827ー1919

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