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乳歯がなかなか抜けない原因は?

乳歯は基本的に5歳前後から中学生に入るくらいまでに抜け落ち、永久歯に生え変わると言われています。しかし、中には乳歯がいつまでも抜けないというケースがあります。十数人に一人という高い割合で起こり、近年乳歯が抜けない人が増えています。割合は7~8%程度であるとされており、男性よりも女性に多い傾向です。

その原因としては、かつてと比べて柔らかい食事をとることが多くなった現代社会の食生活がそのひとつとして挙げられていますが、はっきりしたことはわかっていません。先天性欠如で乳歯が抜けないケースもあり、明確な予防策は確立されていないのが現状です。

 

 

・乳歯が抜けない原因は?

1.永久歯の成長が遅れている

乳歯は永久歯が成長することによって根元が溶け、抜け落ちます。永久歯の成長速度は人それぞれです。永久歯の成長速度が遅い場合、乳歯が抜ける時期も遅くなってしまいます。
早い人は5歳前後で生え変わりますが、中には中学生に上がってから生え変わる人もいます。周囲と比べて生え変わりが遅いと不安になることがあると思いますが、成長速度は人それぞれ違うのだということを念頭に置いて、様子を見るようにしましょう。

2.埋伏歯

埋伏歯とは、永久歯が骨や粘膜に埋まったまま、生えてこない状態です。
永久歯が埋まったまま生えてこなければ、乳歯は抜け落ちません。歯並びなどに問題がなければ埋伏歯はそのままにしておいて問題ありませんが、歯並びが乱れるなどのトラブルがある場合は、外科手術によって埋伏歯が生えられるようにする必要があります。
また、永久歯の生える位置がずれることでも、乳歯が抜け落ちなくなることがあり、そのような場合は乳歯を抜歯して、永久歯の位置を調整することになります。

3.先天性欠如

基本的に永久歯は誰であっても生えてくるものですが、中には、先天的に永久歯が生えてこないという方もいます。この場合、永久歯が生えてこないため乳歯が抜け落ちません。全体の約1割(10人にひとり)が先天性欠如であると言われています。

 

 

・永久歯が生えない問題点とは?

乳歯が抜けない場合は、乳歯をずっと使い続けることになります。しかし、乳歯は永久歯に生え変わることを前提に生えてくるものですので、一生使い続けることができるほど頑丈に作られていません。そして、大人になってから乳歯が抜け落ちると、ほかの歯とのバランスが悪くなり、歯並びが悪くなってしまうかもしれません。

中学生くらいまでは乳歯が抜けないことは珍しいことではありませんが、なかなか乳歯が抜けないという場合には、その原因が何なのか、歯科医で診てもらって明確にしておく必要があります。

 

お困りのことがございましたら、お気軽に当院スタッフまでお尋ねください。

 

土日も夕方5時まで診療いたしていります。

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井高野あおぞら歯科

大阪市東淀川区井高野3-2-40 1階

 

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