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歯を抜いたらどう治っていくのでしょうか

当医院では極力、非抜歯を心がけています。

どうしても抜歯をしないといけなくて抜歯をした場合、
どのように治っていくのでしょうか
歯を抜いてしまった場合は、その歯が生えたいた骨の中に穴が開きます。
それを抜歯窩といいます。
抜歯窩の中にまず血液で満たされて1日目にはゼラチン状のかたまりになります。
そのかたまりを血餅といいます。
血餅は抜歯窩の治癒に重要な役割になります。

抜歯後2日目ころから血餅の中に毛細血管と線維芽細胞が増殖し始めます。
そして、抜歯後7日目ころから抜歯窩内で新しい骨が形成し始め、1ヶ月ころには抜歯窩は骨で埋められるようになります。
また周りの歯ぐきの皮は抜歯後2日目より5日目ころに増殖をはじめ2週間後たったころから穴になり20日目ころすぎには抜歯窩を覆うようになります。
このようにして抜歯窩は治癒していきますが、抜歯窩の中の骨が周りの骨とほとんど変わらない構造になるまでには3~5ヶ月かかります。
もちろん歯を抜く状態や喫煙状態などにより治癒期間がかなり異なります。

時として血餅が取れてしまうと、抜歯してから1週間過ぎてから抜歯窩はドライソケットといって少し触るだけで非常に痛むことがあります。
鏡で見ると抜歯窩がぽっかり穴が開き、骨が白く見えるようになります。

原因としては局所の慢性炎症や過度のうがいや機械的刺激(ブラッシングやつまようじなど)により血餅が取れてしまった場合や2次的な感染を起こしたり、血餅が溶けてしまったりすることなどが挙げられます

抜歯当日は血餅が不安定で取れやすい状態ですので、抜歯当日の強いうがいは避けてください。

抜歯後にどうすれば良いか、痛みが続く方、その後の治療などご不明な点があればご相談ください

井高野あおぞら歯科
大阪市東淀川区井高野3-2-40
06-6827-1919

 

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