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知覚過敏の対応法として

軽症の場合
1.丁寧な歯みがき
露出した歯根の表面についたプラークを丁寧に落とします。
この時、決して力を入れてゴシゴシ磨かないことです。歯根は歯のあたま(歯冠)に比べて柔らかいので力を入れて磨くとかえって歯根を削ってしまう結果となります。
やさしく小さな動きで丁寧に磨いてください。
歯根を削る危険を避けるために歯みがき剤は研磨剤が入っていないものを使用してください。
(歯みがき剤は使用しなくても大丈夫です。)

2.知覚過敏防止の歯磨剤の使用
歯根の表面に開いた象牙細管の穴をふさぐことで刺激が伝わりにくくなります。
硝酸カリウムの成分が知覚鈍麻作用があるものとフッ素の成分で歯根の石灰化により、症状の軽減が期待できます。

やや重症の場合
1.歯根の表面をコーティング
露出した歯根の表面に一層膜を貼って刺激を伝えにくくします。
この処置は長期間の耐久性はありませんが丁寧に歯磨きしているうちに象牙細管の穴がふさがってしみなくなることが期待できます。

2.歯根のくびれを埋める。
歯根のくびれが大きい場合はレジン(樹脂)やセメントの材料で埋めて刺激を遮断する治療をします。

3.しみるところにレーザーを当てる。
知覚過敏のある象牙細管の穴をふさぐためにレーザーを当てることで刺激を遮断します。

重症の場合
全く症状が改善せず、冷たいもので10秒以上痛みがつづいたり、熱いものでしみたり、何もしなくても痛みがつづいたりする場合は最終手段として歯の神経をとることでしみにくくなります。

放置していると症状がひどくなる場合があるため、気がついたら、ぜひ歯科医院でご相談ください。
しみるということは歯が教えてくれるサインです。
お気軽に歯科医院をご利用ください。

井高野あおぞら歯科
大阪市東淀川区井高野3-2-40
06-6827-1919

 

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