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歯周病菌がこんな悪さまで…

口腔内の細菌は700種類以上いますがそのうち6割は名もない細菌です。
歯周病に関連する細菌は10種類います。
歯周病菌は歯肉に炎症を起こし、歯槽骨を溶かす有害菌ということは知られていることですが、全身的には糖尿病、動脈硬化、非アルコール性脂肪肝炎の発症リスクが高いことも知られてきています。
最近では、歯周病と全身疾患の関連に腸が関わっている可能性が高いことがわかってきました。
ジンジバリス菌は脂肪蓄積や動脈硬化病変の拡大や血中コントロールの異常などを引き起こします。
また、腸内の細菌叢が大きく変化させて細菌の種類が減り、腸内細菌の代謝物が大きく変化し、腸管免疫を誘導します。

歯周病患者さんは1日約100億個飲み込んでいます。
従来では歯周病菌は飲み込んでも胃酸や胆汁酸で殺菌されると、思われていましたが腸内に定着しなくても大きな影響を及ぼしています。

肝硬変、すい臓ガン、直腸ガン、関節リウマチも引き起こしています。
歯周病の治療をしっかりして、全身疾患を引き起こさないように心がけてみてはいかがでしょうか?

井高野あおぞら歯科
大阪市東淀川区井高野3-2-40
06-6827-1919

 

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